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Little me

本、映画、ドラマ。感じたことをそのままに。

2度、息子を持つ母の気持ちになる -"Forrest Gump"/「フォレスト・ガンプ/一期一会」

懐かしい作品を見た。アメリカの良心のような映画だ。

フォレスト・ガンプ [DVD]

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“人生は食べてみなければわからない、チョコレートの箱と同じ”―――アメリカの激動する歴史を駆け抜けた、トム・ハンクス演じる青年フォレストの青春を暖かい感動で描いて、アカデミー賞(R)作品賞ほか6部門を独占した映画史に残る名作。(Amazon商品紹介より)

フォレストの一途さが見ていて気持ちがいい。周りに振り回されている感がなくもないが、一つ一つに集中する才能が彼の人生を救っていく。こうした優しい空気の流れているアメリカ映画は懐かしい。

それにしても、同じものを見ても年を重ねてからだとこうも見方が違うのか。この映画を今見ると、どうしても母の立場になって見てしまう。

まずはフォレストの母。大勢と比べると不器用に思えてしまうフォレストに、どうにか他の子と差異のないコースをと頑張る。フォレストの特徴を才能と捉えて信じる。少し押し付けがましい部分もあるが、外で理解されにくいフォレストがいくつになっても帰れるのがこの母のいる家なのだ。母が倒れたという知らせを聞いて、フォレストが船から飛び降り、必死の形相で家に走り帰るシーンには母の愛への報いを感じた。こんな風に、大人になった息子が慕ってくれたら本望だよなあ。

そして、今度はフォレストの幼なじみ、ジェニー。最後、母になったジェニーはこれまでの若いときよりもぐっと柔らかく綺麗になる。まだ幼い息子を残して病気になってしまう自分の運命をどう思うんだろうか。彼がフォレストによって大切に育てられているのを、空からどんな想いで見ているのだろうか。二人が卓球をしたり本を読んだりスクールバスを待ったりしているシーンを見ると、この場にいたかっただろうなあと想像してしまう。細かい観察だが、その息子がきちんと食事をとり身綺麗にしているのを見てこちらまでほっとしてしまった。ちゃんと食べてるんだろうか、清潔な服を着られているだろうか。母親が子供を思うときに一番に気にしてしまうのはきっとこの2つだと思うからだ。